代表的なチーズ料理から、様々なシチュエーションでチーズを楽しむポイントをご紹介します。
そもそもスイスの『チーズフォンデュ』は、保存食用に夏に作っておいたチーズと硬くなってしまったパンを、おいしく食べるための料理です。
本場スイスでは、チーズフォンデュの中にパンを落としてしまった男性は向かいの女性にプレゼントをしなければならないというゲームもあるほど、チーズフォンデュは家族や仲間と楽しみながら食べる料理です。
チーズから準備すると考えるだけでやや気負いがちですが、初めてでもコツさえわかれば簡単につくれます。
コーンスターチはチーズと白ワインが分離するのを防ぐために入れます。
分離を防ぐために、火に掛ける前に、細かく切ったチーズにコーンスターチをよく混ぜておきましょう。
また、コーンスターチがないときは片栗粉で代用できます。
白ワインを温めてからチーズを入れるとチーズが溶けにくくなり、分離の原因になります。チーズと白ワインを入れる順番を間違えないように気をつけましょう。
お子さまからご年配の方、アルコールの苦手な方などたくさんの方に楽しんでいただける、アルコールが入っていない『チーズフォンデュ』のレシピはこちらです。
やさしいミルクの甘みが生きています。
パンのほかウィンナーやうずらの卵などもおすすめです。
チーズ鍋感覚でどうぞ!
パンのほか茹でた野菜や、焼きはんぺんや笹かまぼこなどの和の素材もおすすめです。
ご家庭で気軽にチーズフォンデュを楽しみたい場合は、溶けるタイプのチーズやシュレッドチーズでも代用できます。
本場のスイスでは、サラミや生ハムなどの干肉を前菜にするので、具はパンだけで食べることが多いようですが、様々な食材と合わせると幅広く楽しめます。
辛口の白ワインは、まろやかな味わいのチーズフォンデュにピッタリです。
最後にごはんと溶き卵を入れて、即席リゾットに。しょうゆや味噌を少々加えると味がまとまり“おじや風”になります。あさつきを散らせば、彩りがよくなりおいしさも倍増です。溶き卵を半熟に仕上げれば、口当たりもまろやかです。
牛乳で残ったチーズを溶きのばし、あまったフランスパンやブロッコリーとあわせて表面に焼き目をつければ、パングラタンに。翌日の朝食におすすめです。
鍋底に残ってパリパリになったおこげは旨みが凝縮され、香ばしいおせんべいのようです。上手にはがして召し上がってください。
また、残ってしまったフォンデュ(市販のもの)のアレンジレシピはこちら。